星に願いを 8話




「どうして?どうして無いのよ」
一足先に風呂から上がった理帆は濡れた体を拭いた後、着替えに部屋に戻っていたのだがある物が無いのに気付きかなり焦っていた。
「え、だって、今朝まではちゃんとあったのに・・・・・・あ、そうだった。昼間に2枚替えたんだっけ。・・・・・・どうしよう」
パジャマの上着だけ着た理帆は、下半身には何も付けずにおむつ入れにしているかごの前に座り込んでいた。
昼間おむつを換えた時点でおむつの残りは無かったのだが、他の事に気を取られていたためすっかり忘れていたのだった。
「どうしよう、そろそろお店も閉まっちゃう時間だし。気を付けてれば大丈夫かな・・・とりあえずパンツ穿いとこうかな」
そのままの格好だとさすがに風邪を引いてしまいそうだったのでひとまずきちんと服を着ようとタンスの前に移動する。
「んっと確かこの辺りに入れたはずなんだけどな・・・あった、あった」
自分用にしている段を引っ掻き回し、ようやく見つけた女児ショーツ。それは以前デパートで和馬が買ってくれたものだった。
「そう言えば、結局買ってもらったけど一度も穿いてなかったっけ。ずっとおむつしてたからなぁ」
小さくなってから今までの事を思い出しつつショーツに足を通して行く理帆。
「・・・なんか懐かしいな、この感触。真っ白なのも新鮮な感じ・・・」
子供のとき以来に穿く女児ショーツに思わず感動してしまう理帆。そのままの格好でウキウキした足取りで鏡の前まで歩いていく。
「なんかこうしてると、ほんとに子供のころにに戻ったみたい。・・・ってわたしったら何やってるのかしら・・・」
鏡の前で回ったりしていた理帆だったが、我に返ると恥ずかしそうにズボンを穿き始める。
「それにしてもどうしよう、おむつ無しで一晩過ごすのなんて無理に決まってるし・・・」
今までの経験上、一晩どころか数時間持つかも怪しい。今日はたまたま回数が少なかっただけなのだ。
「おーい、りほ〜。悪いけど着替え持ってきてくれないか?」
「あ、うん〜。今持っていくねー」
そうこうしているうちに和馬がお風呂から上がってきてしまった。
「しょうがないか、とりあえず和馬に話してみて、それまでは水分取らないようにしなくっちゃ」
水分を控えることを心に留め、和馬の着替えを持って浴室へと向かうのだった。

「持って来たよぉ?」
「ああ、ありがと。…入って来いよ…」
着替えを持ってきた理帆はなぜか扉越しに和馬に声をかける。
いつまで経っても中に入ってこない理帆に和馬が突っ込む。
「…だってぇ、恥ずかしいんだもん」
「……は?理帆服着てきたんだろ?恥ずかしいのは普通裸の俺の方だと思うんだけど」
「う〜、そうなんだけどぉ。…なんか和馬の裸見てるとなんか変な気持ちになるんだもん」
一向に中に入ってくる気配の無い理帆に業を煮やし、和馬が勢いよく扉を開ける。
「わっ、急に開けないでよぉ…びっくりするじゃな・・・ぃ・・・」
当然のことながら和馬は何も着けていないので理帆の目の前に和馬の裸体があらわになる。
急に目の前に現われた和馬の体を上から下までじっくりと眺めた後、理帆は盛大な叫び声をあげた。
「ひやぁぁぁ、和馬のばかぁ・・・ってきゃぁっ」
突然のことに驚きあとずさる理帆だったが、引きずるようにして持ってきたパジャマに滑って転んでしまう。
「いや、裸見られてそんなに叫ばれるとすごく傷つくんだけど……」
「ご、ごめんっ。…だって急に扉開けるんだもん。…もうっ、開けるんなら開けるって言ってよね」
転んだまま少し涙目で抗議する理穂。和馬は黙って理穂に手を差し出す。
「・・・ん、ありがと。でも、その・・・できれば隠してくれると嬉しいんだけどなぁ・・・」
差し出された手を取り、引き起こされながら理帆が顔を真っ赤にし、さらに全く違う方向を見ながら呟く。
「・・・あ、ごめん」
言われた和馬もようやく気付いたのか、慌てて持っていたタオルで前を隠す。
起き上がった理帆だがやはり全裸の和馬を直視することができないらしく、真横を向いている。
「もう、早く穿いてよぉ…」
恥ずかしがる理帆をもう少し眺めていたい和馬だったが、流石に理帆が泣きそうだったので大人しく従う。
「…ほら、これでいいだろ?いい加減こっち向いてくれよ」
「…うぅ〜〜嘘だったら、ひどいんだからね……」
和馬の言葉に恐る恐る首を動かす理帆。が、和馬を見ると同時に動きを止めみるみる顔を赤くしていく。
和馬は訳が分からず、理帆の目の前で手をひらひらと振ってみる。
「…………まっ、まぁひとまず許してあげる」
またもや、視線を逸らしつつなぜか偉そうに告げる理帆だが、声はしっかりと裏返っていたりする。
なぜ理帆が和馬を直視できないかと言えば、和馬が依然として上半身裸だったりするからなのだが和馬は気づいていない。
「んで?言うとおりにパンツ穿いたのにこっち向いてくれないわけ?」
「えっ?……えっとぉ…だからぁ……ちゃんと服着てよぉ〜」
「……あぁ、そうゆうことね。…風呂上りで熱いからもうちょっとしてからな」
理帆の言葉に頷きつつも、そのままの姿で出て行ってしまった。
「えっ?ちょっとぉ〜ちゃんと服きてよぉ〜」
そんなことを叫びながら理帆も和馬の後を追っていった。

「そんでさぁ、なんでおむつしてないの?」
椅子に座って涼みながら料理をしている理帆の後ろ姿を見ていた和馬が訊ねる。
「ふえっ、どっ、どうして分かったの?」
「いや、どうしてって言われても・・・・・・おしり膨らんでないしな。もしかして気付いて無かったとか?」
振り向きながらおしりを押さえる理帆は、初めて知ったといった表情をしている。
「ん、まあ理帆が気付いてなかったのはいいとして。おむつしてないのはなんで?」
「えと・・・ね?さっきおもらししちゃったのが最後のおむつだったみたいで・・・・」
「んで、今は普通のパンツ、と……ちょっとこっち来て」
モジモジしながらおむつをしていないことを告白する理帆。和馬は立ち上がると寝室の前で手招きをする。
「も〜、なんなのよぉ。ご飯の準備進まないじゃない」
「いいから、いいから。ベッドに寝転がってて」
「え?ちょっとぉ、かずま?・・・もうっ、自分から呼んどいて・・・」
理帆にベッドで待つように言うと、和馬は部屋を出て行ってしまう。
以前と違い大きく感じるベッドに寝転がり、退屈さを表すように両足をバタバタさせる。
「こ〜ら、なになやってんの。埃するじゃん」
「わっ、かずま。だって暇だったんだもん・・・それなに?」
戻ってきた和馬に怒られる理帆。しかし、和馬の持っている物に目が止まる。
理帆が注目しているのに気付き、持っている物を手渡す和馬。
「何って…ほら…」
理帆が持つとかなり大きく見えるパッケージには女の子の写真がプリントされている。
理帆は何か分からない様子でしばらく眺めていたが、裏面を見た瞬間に勢い良く顔を上げた。
「…これって…おむつ?」
「他に何があるって言うんだよ。…ほら、寝転がって」
理帆からおむつを取り上げると頭を押して理帆を寝転がせる。
油断していた理帆は両足が浮くほど勢い良くベッドに倒れこむ。
「うわっ……もう、なにするのよ。ってきゃあっ」
仰向けになったまま怒っている理帆のズボンとパンツを見事な手つきで同時に膝下までずらす和馬。
「なにって…おむつあててやろうかと思って…よっと」
喋りながらも手は止まらず、あっという間に理帆の下半身を裸にしてしまった。
「ちょっとぉ、やめてよぉ。おむつなら一人で着けれるからぁ」
「いや、たぶん無理だと思うぞ」
脱がされてしまった部分を隠している理帆の胸の辺りに取り出したおむつを一つ差し出す。
それに気付いた理帆は手で隠しながら座るとおむつを受け取り、いつものように広げようとする。
「無理って、パンツと一緒なんだから別に……なにこれ?」
「何って、おむつだよ。テープで留めるやつだけどな」
「へ〜…テープのもあるんだぁ…」
おむつはいつものパンツ型では無くテープ型のため長方形に近い形に広がった。
「……ねえ、これってどうやって着けるの……って何笑ってるのよ」
理帆がどうやっておむつを当てるか眺めていた和馬だったが気付かないうちに笑っていた。
そんな和馬に気付いた理帆はうまくおむつを当てられないイライラを和馬にぶつける。
「いや、必死におむつ着ようとしてるのが微笑ましくてな…」
「んもう…そんなこと言うなら和馬が着けてよ」
「分かってるよ。最初からそのつもりだったし」
理帆からおむつを受け取り、ベッドの上に広げと理帆の正面に回る。
正面の和馬に見えないように足を閉じ、さらに手で隠す。
それを見て両膝に手をかけてこじ開けていく和馬。
「ほらっ、無駄な抵抗するなっての……」
「やぁ〜〜、和馬のへんたい〜」
必死に力を入れる理帆だが、そこは大人と子供。徐々に両膝に隙間が出来ていく。
理帆の顔が真っ赤になった頃にようやく足が開かれ、息が続かないのか足から力が抜けていく。
「まったく、無駄な抵抗しやがって……だいたい風呂も一緒に入ったんだし恥ずかしがることないだろ」
「もう……いいから早く済ませちゃってよぉ……」
どうすることも出来ない格好のまままじまじと見られて、恥ずかしさが限界に達したのか泣きそうな表情のまま横を向いてしまう。
恥ずかしがっている理帆の可愛さに思わず見惚れてしまう和馬。しかし、すぐに我に返ると真面目な顔になる。
「じゃあ、おむつするからな。すぐ終わらせるからじっとしてろよ」
「……うん」
手の離された膝をくっつけて形だけ股間を隠すと、理帆は和馬の言葉に小さな声で、けれどはっきりと頷いた。
その頷きを確かめた和馬は、軽く閉じられた膝を今度は抵抗もなくゆっくりと開いていく。
開かれた部分は、まさに子供のそれで、ただただシンプルに一筋の線が縦に走っているだけだった。
「…おむつ敷くからおしり浮かせて…」
「んっ……」
その言葉に従い、無毛の割れ目を和馬の眼前に突き出すように浮かせる理帆。
不自然な体制で腰を浮かせているため、自然と力が入り、ぷるぷると小刻みに震えている。
和馬は手早く位置を合わせておむつを広げ、何となく目の前にあった割れ目に息を吹きかけた。
「ひゃんっ……な、なにするのっ」
突然息を吹きかけられびっくりした理帆はそのままおむつの上に着地した。
「なにって、目の前にそんなもんがあったら悪戯したくなるだろ?」
「……そんなの和馬だけだよ……」
もはや隠す気もないらしく、足を軽く開いたまま顔を赤くして呟く。
そんな呟きは気にもかけず、和馬は作業を続けていく。
「ん〜…ちょっとお尻浮かせて?」
「うん…」
微妙に斜めになっていたおむつをまっすぐに直すと前当ての部分を被せようとする。
「……理帆、足」
「……うん…」
再びおむつの上に着地した理帆だが、呟きとは裏腹になかなか足を開こうとはしない。
(…やだぁ、なんでこんな時に……)
和馬に間近で見られたのもあるが、好きな人におむつ当てられることに興奮して濡れて来てしまった理帆。
そのため足をそれ以上開くことが出来ないでいた。
「ほら、いつまでもそんな格好じゃ風邪引いちまうだろ……よっと」
理帆の事情などお構いなしに容赦なく足を勢い良く開く。そのせいで閉じていた割れ目が開いてしまう。
そして、割れ目の中で溜まっていた愛液が一気に溢れ出してきてしまった。
「やぁっ、みちゃだめぇ」
「ん?……ふ〜ん…」
溢れ出した愛液に気付いた和馬は意味深な笑みを浮かべると何事も無かったように前当てを被せてしまう。
愛液を見られたことよりも、今感じていることが恥ずかしくて思わず足を閉じようとするが、それは和馬に防がれてしまう。
「こ〜ら、足閉じないの。きれいにできないだろ」
「あぅ…ごめんなさい……」
怒られたことでさっきよりも足を開く理帆。再度位置を調整し前当ての部分を少しきつめに押さえる和馬。
「んっ……」
濡れ開いた割れ目の上を、おむつの内側が独特の感触を伴って動き、固定される。
その感触に、理帆は我慢することが出来ず声を漏らしてしまう。
「もうちょっとで終わるからな。…テープ止めるけど、きつかったら言って」
「う、うん…」
両側のテープを開くために一旦手が離れ、同時におむつの押さえも緩む。
しかし、今の理帆にとっては緩むことで入ってきた空気ですら快感に変わってしまうのだった。
「んぅ…んんっ……」
和馬がテープを開く「ビッ」という音を聞きながら理帆はおむつの中を静かに濡らしてしまっていた。
「んじゃあテープするからな……理帆?どうかした?」
再びおむつを押さえ、理帆の顔を見ると明らかに上気した顔をしている。
しかし、理帆は首を振るだけで何も答えない。和馬は気になりつつもテープを止めていく。
「…………うし、できたぞ。苦しくないか?」
「……う、ん。大丈夫…だよ。ありがと、かずま」
和馬が手を離しても足を開いたままの格好で天井をぼーっと眺めている理帆。
しかし、ようやく落ち着いたのか、体を起こすと感触を確かめるようにおむつを一撫ですると立ち上がった。
「さ、さって。ご飯作らないとね、すぐ作るから待っててね」
言いながらパジャマを着込み、モジモジとした妙な歩き方で足早に台所に立ち去ってしまう理帆。
その背中を見送りながら和馬は「…あいつ、感じてたな…」と呟いたのだった。



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